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2009年1月31日土曜日

死ぬ前に読む10冊

昨年末から
伯父、叔母、知人が続いて亡くなっている

持ち物の整理をしながら本を厳選していこうと
私が死んだら、中学から収拾した本は
どこかの古本屋か、ゴミに成るのだろう。
せめて、処分する古本屋は指定して死にたいものだが
本に興味がない弟などはブックオフでいいだろうと
やめてくれと頼んではいるが、どうなるかは
死んだ後の事で分からない。

明治、大正、昭和
探し回った各地の町々
思いでは私自身にあっても

思いではあくまでも私の中にあり共有できるものではない。
なんと寂しい事だろう。
そこで、私は、自分が、もう駄目だと思ったとき
残す10冊、この本は、読んで死にたい
本を選んでみている。

選んではみた物の数日で入れ替わったりと
その時の気持ちで変わってしまう
選んだ本も
10代に読んだ本だと驚く

選びながら残された時間
体力、気持ちで長い作品は読めないだろうか。
どんな傾向で選ぶのだろうか。

気力を振り絞り、痛みに耐え、読む本とはなんだろう。
そして、その中から、最後に読む本は
どれになるか?

例え、生活苦になり、生きる糧も絶え
その時まで、この10冊を携えていたい。
一体、それは、なんなのか。

死ぬ前に読む10冊

  • 島木健作 赤蛙

  • ガルシン 赤い花

  • 夏目漱石 

  • トーマス・マン トニオ・クレーゲル

  • ヘッセ クヌルプ

  • 中河与一 天の夕顔

  • 黒田三郎詩集

  • 萩原朔太郎詩集

  • オー・ヘンリー 短編集

  • 武者小路実篤 友情


  • これが今の気持ちだ。
    いい作品は沢山ある
    でも、最後は懐かしい
    18、19才に読んだ思い出に浸りたい

    今は、この10冊をもって
    しばしの時を生き抜こ

    当分は、本の入れ替えを
    楽しむことができそうだ。